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長期投資とひふみプラス

前回、資産構成についての記事を書きました。

数値的な事実として資産形成上投資は必要であり、それに対する勉強も必要だと思います。

レオスキャピタルという会社が運営している投資信託「ひふみプラス」に一時期投資しており、改めて思うところがあったのでその内容を書いていきます。

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2018年前後、積立NISAが始まったりました。

金融庁アベノミクスの異常な株価の吊り上げ構造の恩恵を利用しているファンドを見て、積立NISAのような制度を考えたのだと思っています。

当時ひふみ関連や、レオスキャピタルについて賞賛される記事が目立っていたのをよく覚えています。 積立投資に関する知識はノーマークでしたが、私もその時期に積立投資を始めました。

当時の成績をチャートで見ると完全な右肩上がりなので、ひふみプラスに投資しておくというのが手堅かったように見えました。

また投資関連記事による賞賛+カンブリア宮殿のような有名メディアでも取り上げられており、投資しておくだけで資産が倍になっというような人もいました。

実際に長期チャートで"ひふみプラス"の遷移を見てみると、何かと同じように動いている事に気付くはずです。 それは「日経平均株価」です。なだらなかなだけでほぼ同じです。

 

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2018年辺りでアベノミクス第3の矢が失敗したこともあり日経平均は失速しました。

この辺りでパフォーマンスを発揮しなくなりひふみ自体の金額も落ちています。

上昇値が大きいので下がる値も大きく、制度が開始した積立NISAで下がる前の時期に買っていると最悪ですね。

アベノミクスが始まってからというもの、基本的には異常な買い支えが行われていたので、日経平均に連動する何かを買っておくだけでもかなり儲かっているはずです。

総理大臣自ら「アベノミクスを買ってください」といっていたので当たり前と言えば当たり前ですが…

日経平均よりもあるポイントから上昇率が高いのは、アベノミクス恩恵と、当時パズドラがヒットした全盛時代のガンホー株を組み入れていたため、その辺りからチャートが上昇しています。

しかし日経平均の動きを見れば分かりますが、完全なよこよこチャートと、安倍政権の残り時間と政策内容をみるに、ここから同じ様に上昇させるのは極めて難しいと思います。

"ひふみプラス"を今から積み立てるのであればですが、日経平均連動のインデックスファンドを買っておいた方が手数料的に有意である可能性が高いです。

超長期的な投資は国内で検索しても優位性のある情報と言うか、情報自体が出て来ないので、意外と盲点があります。今後この辺まとめます。

実際のところ、アベノミクス第3の矢が折れた時に日経平均下がったわけですが、そのタイミングで日経平均と逆変動させて良い感じに成果を出したアクティブファンドも存在していました。

そして、現在日経平均は世界規模の緩和の影響を受けて上昇しているため、ひふみの金額も上昇しています。(個人的には現在のこのファンドは単純に日経平均と連動しているだけだと思っています)

 

当時色々と調べていた時にウォーレン・バフェットの『バフェットからの手紙』に書かれていますが、手数料と信託報酬の関係で「年数が経過すればするほど、アクティブファンドはインデックスファンドに負けてしまう」というような話をしていました。

2年前の自分の知識だと、短期的にそこそこ成果を出しているアクティブファンドの存在するなら一概ではないのではないか?と思っていましたが、やはり長い見てみた時は彼の審美眼が圧倒的に正しいです。

アベノミクスが始まった当時、会社の先輩が株関係のセミナーに行った時に「買っておくだけで儲かるような相場というのは10年に一度あるかないかですよ」と言われたといっていたのを最近思い出した次第です。