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香川県のゲーム条例は早めにリビルドした方が良い話

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香川のゲーム条例はたまにニュースになっていて、この条例自体は良いも悪いも賛否あるとは思うんですけど、最下部で書いたんですが、条例そのものではなく、コレを決めるプロセスがふにゃふにゃなのがよく無いんですよ。

この条例が最初に決まった時って、確か「課金に問題があるからそれを何とかしたい」的な話だったはずで、だったら課金自体を規制する方法を考えるべきであって、時間の方を規制してしまうと逆に課金が捗るので、この条例を考えた人は凄く初歩的な構図が分かっていない可能性が高いんですよ(笑)。

 

世の中ゲームのようなものもあって、例えばナイキとか有名メーカーに限らずランニングアプリって出てると思うんですけど、ランニングアプリって今日は何キロ走りましょうとか、雨降った日に走ると称号がもらえますとか、ゲーミフィケーションと呼ばれるゲームぽい機能がついてるんですよ。

"走るって辛いこと"なので、それを続けるためにご褒美があるといいよねって考え方なんですね。

ソシャゲとかでいうとログインボーナスみたいな、何かをやらせるためにゲーム的な要素を入れることで、「人がやりたくないことをやってしまっていう」という好奇心をぶら下げると人が動く人間の行動心理学的な考えを、ゲームを使って勉強させるっていうケースもあるんですよ。

アメリカ人だったかが作った、元素表を覚えるゲームみたいなのがあったりして、ぱっと見ゲームなんだけどキャラクターが元素表の元素になっていて、ゲームをしているだけで元素覚えられてしまう、みたいなやり方も世の中にはあるんです。

だからゲームやゲーミフィケーションをこういう形で教育に取り入れてみると良いよねって話なら分かりますし、ゲームを活用するにはどうするのが良いかっていうのを論文や実例を調べた上で、でもゲームは要りませんって結論を出すならいいと思うんですよ 。

 

実際、幼少期に携帯ゲームやりすぎると内斜視になるとか、体に悪い事例っていうのもあるし、ゲーム障害についての研究というのも近年始められたので。

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でも深く調べないでゲーム脳っていう本があったし、ゲーム障害ってものもあってゲーム依存症の人が一定数いるので、ゲームっていうのは体に悪いだろう、みたいな感じで思い込みだけで物事を決めてしまう大人が法律を作ってしまって、

「法律ができてしまうと大人はそれを守りましょうって事を子供に伝えるというのが当たり前のような社会になる」っていうのは、そういう社会で生活せざるを得ない香川県の子供ってのはかわいそうだと思うんですねよ。

ゲームを制限するっていうことそのものは問題ではなくて、本当にゲームって悪いのっていう事を、知らない/調べない大人達が物事を決めてしまうのは良くないんですよね。

こういう話をするとそれも踏まえて考えてるんじゃね?っていう人もいるんですけど、過去を含めた大体のニュース見てれば分かると思うんですけど、関係者の都合を考えているだけで、何も考えてないんですよw。

有識者を呼ぶときでさえ、自分たちの旗色と同じ人しか意見を仰がないので、こんな謎の形になっちゃうし、全体的に救われないなーとしみじみ思います。