InstagramとMessengerの統合が進むか!?
昨年からまことしやかに噂されていたFacebook社の所有する三大SNS、Facebook Messenger、WhatsApp、Instagramのメッセージ機能を統合するという案が動き始めたようです。
3つのサービスを合わせると、現在40億人もの月間アクティブユーザーをカバーしており、統合が遂行されれば世界最大のメッセージプラットフォームとなるでしょう。
この大掛かりなプロジェクトはマーク・ザッカーバーグの長い間の構想の一部だったそうです。
「Facebookのエコシステムにユーザーを取り込んでいくため」と話していますが、同時に買収された大手SNS企業たちは皆、買収時には権限は会社自体に残り、Facebook本社は口出ししないと約束されています。
その後、それぞれのアプリの成長ぶりを経験し、サッカーバーグの考えが変わったようでした。
すでにそれぞれのアプリの創設者たちは、Facebook社の過干渉が原因で全員辞職しています。
これらの統合には、方々から不満の声もあり、WhatsAppは不満の様でした。
すでにFacebook社の干渉から逃げるようにして、各アプリの創設者たちがいなくなったのと同時に、Facebookはそれぞれのアプリに以前より頻繁に提案などが多くなった。
WhatsAppは現在統合されようとしているSNSの中で、唯一デフォルトでエンドツーエンド暗号化(E2E暗号化)を適用しているサービスで、最低限のユーザーデータの保有とメッセージデータの放棄に努めています。
プライバシーの持つ価値というのは年々高まっている中で、WhatsAppは一般アクセスの多いメッセージアプリの中でもプライバシーを重視しています。
他のアプリと統合されることでWhatsAppの特徴であるセキュリティという要素が削がれることになるのかもしれないという懸念が、従業員からあがっているそうです。
別の記事でも書いたのですが、コミュニケーション関連で現在ネットでうまくいってる会社は時価総額高いんですが、コミュニケーション(メッセージ)関係のサービス提供する会社ってのは、ほぼ日本壊滅したので、日本人は蚊帳の外の議論でしょうね。